共働き、お子さんがいらっしゃる家庭に人気なのが時短&節約家電の食洗機。
さらに据置型の食洗機はキッチンに置くだけで使用できるので工事の制限がある賃貸マンションなどにも置けるので検討されている方が多いんじゃないかと思います。
でも、ある程度容量の大きいファミリー用の据置型食洗機ってめちゃくちゃ高いんですよね。モノによっては本体代が10万円ぐらいするし、その上、工事費用が2万円ほどかかる場合があり、節約家電なのに出費がデカすぎ・・・。家電量販店に見に行っても種類が少なくて参考にならないし、ネットで食洗機を価格が低い順に探して、「掘り出し物!見つかった!」と思っても1〜3人用の小さい商品だったりと調べるのに時間がめっちゃかかる・・・。
そこで13年間、メーカーで商品企画・開発にて数々の商品戦略に携わった私が分析した、ファミリー向け据置型食洗機(4〜5人用)をコストパフォーマンス軸で徹底調査を行い、おすすめ6機種にまとめました。
今まで食洗機は高価なため検討を諦めていた方、どの食洗機を選んだらよいか悩んでいる方はぜひご覧ください!もっと気軽にファミリー向け据置型食洗機を導入し、時短&節約を進めていきましょう!
目次
比較表
導入費用概算※:工事費が必要な機種は外注工事費用(数千円〜3万円)を約2万円として計算。
食洗機の失敗しない選び方
2022年に実施されたアンケートを見ると食洗機を使用したい方が重視する点は、
1番目が「価格」です。続いて「洗浄力」「食器容量、収納力」「大きさ」。「大きさ」というのはキッチンの食洗機が置けるかどうかということなので省スペースと読み替えてもらうとわかりやすいです。
このアンケート結果より、今回のランキングに関しては特に価格に重点を絞って位付けしています。
1. 価格
本体価格はもちろんですが、工事費用を入れて考えることが重要です。
例えば、3万円ぐらいの食洗機を購入したとしても工事費が数千円〜3万円ほどかかるとなってしまうと、最悪、導入費用が本体代の倍の金額になってしまいます。最初から納得して導入いただく分には良いと思うのですが、食洗機を購入してから発覚したとなったらこれ以上悲しい話はないと思います。
なので、工事不要のタイプでまずは考えてみることが重要です。その後、工事不要のタイプでは自分の要望にあったものがない場合、ご自身のキッチンで分岐水栓を取り付けるためにかかる費用を見積もってください。
導入価格の考え方は、まとめると下記です。
① 工事不要のタイプで選んでみる。
② ①で見つからない場合は、分岐水栓の工事費用を見積る。
③ ①と②で導入費用を比較する。
分岐水栓の工事費用を見積る場合は、1社だけでなく数社で見積もってください。それによって10,000円以上もお得になる可能性があります。
ただ、見積りって家電量販店に電話したり面倒なので、下記のくらしのマーケットがおすすめです。
見積りを取らなくてもサービス料金が事前にわかり、自分のエリアで検索可能、口コミが充実しているので、発注しない先の業者からしつこい連絡は一切なしです。安い工事費でかつ、気に入ったところに連絡してOKです。
くらしのマーケット【食洗機の交換・取り付け / 卓上タイプ】2. 洗浄力
ここは食洗機メーカーの腕の見せ所です。
ですが、ぶっちゃけ比較は難しいです。各社、ノズルの数を増やしたり、様々な機能をつけて洗浄力を向上させていますが、その結果、各社を比較してどれだけきれいになるか検討されていません。
洗浄力で食洗機を選ぶ際、1つ言えるのが、水温です。牛や豚の油は40〜50℃で溶けると言われており、食洗機の水温はだいたい50℃以上で設定されているのですが、最高でPanasonicは80℃に上がる機種があり、他はだいたい75℃です。低いものは50℃以上という表記がされています。
あとは洗剤などでも洗浄力が変わるので、わかりやすい選択方法としては水温がどれだけ上がるのかを確認するのが良いです。できれば水温75℃以上が良いです。
3. 収納力
まず誰もが「食器の収納点数が〇〇点で△人用」などでお皿が何枚入るかを参考にして食洗機の大きさを選んでいると思います。ただ、このお皿が何枚入るかってどうやって調べているかというと、標準食器日本電機工業会「電気食器洗い機用食器に関する自主基準というものに従ってメーカーが試験しています。そう、大皿、小皿、お椀などそれぞれに決まった寸法で、同じ大きさのお皿が何枚入るか、みたいな試験なんです。
果たして、ファミリーで食事される際はそれぞれ決まったお皿を使用されているでしょうか。答えはもちろんNO。収納点数は参考にはなるが、そのまま信じて良い数字ではないということです。
収納点数が多く、収納力が高そうな機種でも25cm以上の大皿が入らないとか、お鍋、フライパンが入らないなどは良くあります。なので、庫内容積も必ず確認しましょう。「容積:◯L」などの表記で記載されていることがあります。
まとめると、収納力に関しては、「収納点数」と「庫内容積」を確認するのが良いです。
4〜5人用を検討されている方は、収容点数 30点以上、庫内容積 50L以上を検討するのがオススメです。
「庫内容積」に関して表記されている機種は少ないのが現状なので、大きさの目安を知りたい場合は外形容積(寸法)を参考にします。収納点数が多いにもかかわらず、寸法が小さい機種は要確認です。
4. 省スペース性
良い性能と収納の機種が見つかったとしてもキッチンに置けなかったら全く意味がないため、省スペースも重要な点です。ただ、省スペースと収納力は相反する特性であるため、収納力を求めるのであればある程度、省スペースは工夫したり我慢したりが必要になります。
どっちつかずの中途半端なものを買うのであれば多少大きくても収納力があるものを購入することをおすすめします。この記事は特にファミリー用として書いていますので、収納力>省スペースを意識して伝えています。
もちろん、設置できないと使えないので、検討時には寸法とドアの開放範囲は必ずチェックする必要があります。ドアの開放範囲とは、食洗機のドアを開けた際に必要なスペースのことで、ドアを開けた際にキッチンの蛇口に当たらないかなどの確認が必要です。
徹底比較!コスパが良いファミリー向け据置型食洗機(4〜5人用)6選
1位 Comfee’(コンフィー) WQP6-3602K
低価格&大容量&工事不要!三拍子揃ったファミリー用(5人用)食洗機!
コスパを重視されるのであればまずはこちらから検討することをおすすめします!
本体費用 35,000円〜45,000円
工事費用 0円
価格 | 本体費用 35,000円〜45,000円 工事費用 0円 |
洗浄力 | 360°の丸洗いであらゆる角度から洗浄可能。 洗浄水温は75℃の高温洗浄が可能。 |
収納力 | 庫内容積No.1の73L。 標準収納点数は30点だがそれを補う庫内の広さが群を抜いている。 |
省スペース性 | 庫内容積が大きい分、省スペース性は他機種に劣る。 Panasonicの機種のような奥行が狭く、高さがある縦長形状ではないため、スペース確保は自宅キッチンの寸法を確認し、考慮すべき。 |
こんな人にオススメ! | 大容量&工事不要で4万円前後で食洗機を導入できるのは、間違いなくコスパNo.1。 誰もがまずはじめに検討してもらいたい機種。 温風乾燥機能がないため、電気代節約等の乾燥機能を必要としない方に特にオススメ。 普段手洗いしている方は食器は自然乾燥が通常だと思うので抵抗はないと思われます。 |
2位 シロカ SS-MH351
Comfee’ WQP6-3602Kに負けず劣らずコスパが高い大容量&工事不要の食洗機、シロカSS-MH351!
本体代がComfee’ WQP6-3602Kよりも2万円〜3万円ほど高いのですが、Comfee’ WQP6-3602Kより省スペースになっているため、Comfee’ WQP6-3602Kがデカくて入らないよ!って方は必見です!
価格 | 本体費用 65,000円〜70,000円 工事費用 0円 |
洗浄力 | トルネード除菌洗浄で高圧・高温の洗浄可能。 洗浄水温は75℃。 |
収納力 | 庫内容積は50L。 標準収納点数は36点。 庫内容積も収納点数もどちらも優れている。 |
省スペース性 | 奥行が狭く、高さがある縦長の設計でなので、大容量ながら省スペース性には優れている。 |
こんな人にオススメ! | 大容量&工事不要で本体費用もそこまで高くないため、Comfee’ WQP6-3602Kがスペースの関係で設置が難しいと判断した方にオススメ。 |
3位 Panasonic NP-TA4
食洗機の購入を検討されている方では知らない人はいないんじゃないかというぐらい有名な食洗機。
洗浄機能、省スペース、収納力、どれもほぼ満点で非常に魅力的!
価格 | 本体費用 75,000円〜85,000円 工事費用 8,000円〜30,000円 |
洗浄力 | ストリーム除菌洗浄で50℃以上の高温・高圧水流によって洗浄除菌が可能。 |
収納力 | 庫内容積は50L。 標準収納点数は40点。 収納点数は業界No.1。 |
省スペース性 | 奥行が狭く、高さがある縦長の設計でなので、大容量ながら省スペース性には優れている。 カウンターキッチンに設置する専用台もオプション販売されている。 |
こんな人にオススメ! | 据置型で一番知名度が高いため、オプションやアフターサービスが豊富。 メーカー・ブランド志向で予算が10万円以上ある方にオススメ! |
4位 Panasonic NP-TZ300
ナノイーXや80℃すすぎなど家電好きにはたまらない最新性能を有している機種!
初心者にはなかなか手は出せないですが、コスト関係なく良いものが欲しいという方はぜひご参考ください。
価格 | 本体費用 100,000円〜120,000円 工事費用 8,000円〜30,000円 |
洗浄力 | ストリーム除菌洗浄で80℃すすぎで洗浄除菌が可能。 80℃まで水温が上昇するのは業界No.1。 |
収納力 | 庫内容積は50L。 標準収納点数は40点。 収納点数は業界No.1。 |
省スペース性 | 奥行が狭く、高さがある縦長の設計でなので、大容量ながら省スペース性には優れている。 カウンターキッチンに設置する専用台もオプション販売されている。 |
こんな人にオススメ! | NP-TA4の最上位機種であるため、価格は同クラスで一番高いが、その分、機能は高い。 予算を15万円ほど見ていて、一番良いものを購入したいと考える方にはオススメ。 |
5位 Panasonic NP-TSP1
ついに Panasonicから工事不要の食洗機ができました!賃貸マンションにもってこい!
省スペース設計もめちゃくちゃいい感じでキッチンのシンク横にすっぽり収まります。
価格 | 本体費用 80,000円〜90,000円 工事費用 0円 |
洗浄力 | ストリーム除菌洗浄で50℃以上の高温・高圧水流によって洗浄除菌が可能。 |
収納力 | 庫内容積は36L。 標準収納点数は24点。 |
省スペース性 | この収納力で奥行が狭く、高さがある縦長の設計でなので、大容量ながら省スペース性には優れている。 カウンターキッチンに設置する専用台もオプション販売されている。 |
こんな人にオススメ! | 収納力が低いのは欠点ですが、スペースが理由で食洗機導入を諦めていた方にオススメ! 公式ホームページからサブスクでレンタルも可能なので、購入までは必要ないけど使ってみたいという方にもオススメです! |
6位 AQUA ADW-GM3
Panasonic NP-TA4と同様、家電量販店などで見かけることが多い有名機種!
工事費用がかかってくるが、横幅が狭くなっている省スペース性に優れます。
価格 | 本体費用 30,000円〜45,000円 工事費用 8,000円〜30,000円 |
洗浄力 | 強力すみずみ洗浄で75℃以上の高温・高圧水流によって洗浄が可能。 |
収納力 | 庫内容積は34L。 標準収納点数は30点。 |
省スペース性 | ファミリー向け食洗機で唯一、横幅が485mm(通常、550mm)と狭くなっている食洗機です。 |
こんな人にオススメ! | 他の機種では横幅がキツいため諦めていた方は要チェックです! 家電量販店に実物が店頭にならんでいることが多いので、実機を見たいという方にもオススメです! |
食洗機の必要性について
ここまで各機種の特徴について述べてきましたが、ここからは補足として食洗機の必要性についてお話していきたいと思います。
もう知っているよ!って方はもちろん、飛ばしてもらってOKです!
時間を有効活用できる
みなさん、大切な時間と聞くと何を想像しますか?
家族との時間、自分の時間、仕事の時間、などを想像してもらったんじゃないでしょうか。
そうです。自分が心から費やしたい時間って無限に出てくるんですよね。ただ、やりたいことがあったとしてもできることが限られてきます。なぜなら、「誰しもが1日は24時間しかないから」です。
もっと家族との時間を増やしたいといっても残業があったり、自分の趣味の時間がなくて家族に苛立ちをぶつけたり、そもそも、やりたいことが増えたとしても時間が増えることがないので、実際は何かをするためには何かをやる時間を削らないと成立しないです。
ただ、やることだけを増やして、時間を削っていない方、多いんじゃないでしょうか。
僕もその中の1人です。
時間の使い方がうまいわけではないですが、やれることから先に、削れるところから先に削っていきませんか?
食器洗いのたかだか1日30分が削れたからなにが変わるのか、という話になりますが、されど30分です。
1ヶ月で15時間、1年間で180時間。
食洗機を5年間使用すると仮定しても、
900時間を5万円そこそこで買えるってコスパが良いと思いませんか。
夕食後の家族との団らん、やりたかった副業、趣味の時間のために食器洗いの時間を削ってみませんか。
節水&節電で水道光熱費を下げることができる
電気代や物価の高騰で世の中の物価がどんどん上がっていますよね。
言わずもがなですが、そんな中、時短&節約家電は以前に増して注目されています。
食洗機の特長として食器の手洗いより水道光熱費を下げることができます。
詳しいことは下記を読んでもらえたらと思いますが、この時代には必須の家電になることは間違い無しです。
ただ、昨今のコロナ禍での半導体不足から来る家電の値上がりは著しかったのは記憶に新しいと思います。食洗機も同様にその影響を受けています。それに加えて円安の影響でさらに家電の価格が上昇しています(参考URL)。
この先はどうなるかは予測が難しいですが、家電の価格がどんどん下がって行くことはあまり現実的ではないため、購入検討されているのであれば早い見極めが必要かと思われます。
【結論】コスパが高いイチオシ商品
やはり上記の食洗機の必要性でも述べましたが、時短家電の必要性&緊急性を考えると、導入コストが抑えられる「Comfee’(コンフィー) WQP6-3602K」をオススメします。
設置スペースが必要になりますのでキッチンの大きさは考慮すべきではありますが、5万円で食洗機を導入できるというデメリットを消すぐらいのダントツで高いメリットがあります。食洗機をまだ導入されていない方はぜひ一度ご検討いただきたいと思っています。
いままでは食洗機を導入すると10万円以上になるのが当たり前でしたが、今回ご紹介させてもらったとおり、ファミリー向けでも半分以上が10万円以下で導入可能になります。
食洗機の導入はまだ3割程度と家電の中では低いため、もっと手軽に導入でき、自由な時間を増やせる方が増えたらと切に願っています!
それでは!